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カスタマーデータプラットフォーム(CDP)202: マーケターが知っておくべき課題と好機

作成者: Appier|Mar 17, 2023 5:24:51 AM

CDP 101 ブログ投稿をすでにお読みになった読者であれば、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)が如何にしてより深い顧客理解に役立つかを既にご存知でしょう。

新しい技術と機能を備えたより高度なCDPが市場に登場するにつれ、多くのマーケターは、AIが搭載されたCDPへの投資をますます検討しています。

本ブログでは、マーケターがCDPを使用する際に直面するいくつかの典型的な課題、またそれらの課題をAppierのAI搭載CDPであるAIRIS (アイリス)を用いて克服し、マーケティング活動を最適化してROIを最大化する方法を見ていきます。

また、特定の業界におけるマーケターが、AI搭載CDPを活用するための実際のシナリオを紹介します。重要なマーケティングツールを最大限活用する方法について、みなさんの理解を深める一助となれば幸いです。

課題 1:データ統合と360度顧客プロファイルの作成 

昨今のマーケターは、多数のオンラインおよびオフラインチャネルで、既存および見込み顧客とのやり取りを行っています。その結果、あらゆる場所で顧客データが生成されています。

ある衣料品店を例にとってみましょう。この衣料品店では、顧客が直接商品を購入できる手段として、実店舗、オンラインショップ、Instagramを構えています。この時点で既に、顧客データを生成する3つの異なるチャネルが存在します。

個々のデータからは、顧客がどんな人物なのかヒントを得ることができます。こうした個々のデータをすべて集約して行くと、行動や興味対象を含む顧客の全体像が見えてきます。これが、企業にとってデータ統合が重要になる理由です。より洗練されたマーケティングのために、データを効果的に活用する最初の一歩となるからです。

Appierのソリューション

AppierのAI搭載CDP 「AIRIS」は、50を超えるプラットフォームからのデータを 1ヶ所に切れ目なく統合して、各顧客の詳細な単一プロファイル作成を実現します。AIRISが直接的に統合サポートをしている対象は、Facebook、Salesforce、MailChimp等、世界で最も使用されているマーケティングおよび販売プラットフォームです。

先程の衣料品店の場合、AIRISは当該衣料品店が用いる様々なチャネルからのデータを1つのプラットフォームに取り込み、個々のデータを統合することで包括的な顧客プロファイルを作成します。これにより、マーケターは、顧客一人ひとりが求めるものについてより深い理解が得られます。

課題 2:迅速なインサイト取得から行動実行へ 

データの価値は、マーケターがデータから導き出せるインサイトと同程度に限られますが、データが一元化され顧客プロファイルが構築できたら、そのインサイトを実行可能なインサイトへ利活用することができます。

これら実行可能なインサイトが寄与する目的の一部を以下に示します。

    • オーディエンスのセグメント化:顧客独自の興味や好みを基に、オーディエンスプール全体を既存および見込み顧客の異なるグループに分類することで、マーケティングの精度を向上させます。 

  • パーソナライゼーション:パーソナライズされたコンテンツを生成し有意義で記憶に残る体験を各顧客に提供することで、コンバージョンへ繋げる可能性を高めます。 

  • アトリビューション:マーケティング戦略を最適化するために、どの接点がマーケティングキャンペーンの成功に寄与しているかを把握します。 

もちろん、マーケターがこれらのインサイトを得て行動を起こすのが早ければ早いほど、コンバージョンや売上へ繋がる可能性が高まります。

特に大規模なセールの準備段階では、1分1秒が重要です。そのため、マーケターは、顧客の共感を呼ぶために最新情報を継続的に反映させることができ、迅速なインサイト取得と行動実行をサポートしてくれる信頼できるCDPが必要です。

Appierのソリューション 

AIRISは、すべてのレポートと予測がリアルタイムで行われるため、迅速なインサイト取得と行動実行に寄与します。

当社のAI搭載CDPは数十のレポートテンプレートを備えおり、データを迅速かつ直感的に提示するので、最適な形で視覚化および分析することを可能にします。

AIRISによって生成されたレポートに目を通すと、作成されたグラフがそのまま実用できることがわかります。これらのレポートは、あらゆるマーケティングキャンペーンの概要を提供します。また、図や数字をクリックして、特定の個人の行動をより深く把握することも可能です。

AIRISの独特な価値提案の1つは、ユーザーがデータの背後にいる人々を認識できるようにすることです。これは、人間中心のマーケティングの最初の一歩です。このような人間中心のマーケティングは、より高い費用対効果をもたらします。

AppierのAI搭載CDPは、高速で直感的なデータの視覚化を超えて、顧客の行動に関するリアルタイムのAI生成予測をマーケターに提供します。これらリアルタイムの予測は、顧客がとる可能性が高い行動に基づいて自動化されたアクションをトリガーし、販売機会損失を防ぐため、非常に重要で強力な機能となります。

AIRISのAI搭載分析機能を活用することで、マーケターは、顧客が各々のやり取りやエンゲージメントの度に気を変えたとしても、彼らの実際の意図を捉える能力を劇的に向上させることができます。

AIRISはやり取りの度に顧客の予測スコアを更新し、スコアが特定の閾値に達すると、プラットフォームは対応するアクションをトリガーして、顧客に次の行動を取るよう促します。

課題 3:事業に合わせた拡張性 

事業の成長に合わせて拡張できるソリューションが必要です。このような拡張性がないと、マーケターは、CDPの検討、比較、実装の作業を都度やり直さなければなりません。

拡張性の観点から、適切なCDPは、より多くのデータより複雑なデータに対応する必要があります。

例えば、フィンテックのスタートアップの視点で考えてみましょう。会社設立時には、たった数百人のユーザーを有する製品を1つしか取り扱っていなくても、5年後は何万人ものユーザーを抱える製品を複数取り扱っている、という話は十分あり得ます。

Appierのソリューション 

AIRISは、クライアントの事業と共に成長し続けるプラットフォームとして開発されました。AIRISは、堅牢なデータの取り込みと統合機能を備えているだけではありません。多くのカスタマイズ可能な機能を持ち、マーケターは直面するあらゆるシナリオでAIRISを利用できます。

カスタマイズとはいったい何でしょうか。データ統合の文脈では、マーケターが顧客プロファイルを作成する際に、優先するユーザーIDを選択できるということです。オーディエンスのセグメント化の文脈では、マーケターが、セグメント化のプロセス中に数式とスキーマを指定して、既存顧客と見込み顧客を固有の特性に従ってグループ分けできることを意味します。

重要ポイント 

CDPは、様々な業界の企業にとって不可欠なマーケティングツールです。柔軟で拡張可能なCDPを検討しているマーケターは、ツールが事業に合わせてリアルタイムで学習および進化できるように、AI技術を活用するソリューションに注目する必要があります。

強力なAI搭載CDPをお求めの際は、AppierのAIRISをご検討ください。デモをご希望の際は、こちらからお問い合わせいただけます。