広告主のブランド保護に向けて機能を強化
AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、以下Appier、本社:台湾、共同創業者/CEO:チハン・ユー)とMomentum(以下Momentum、本社:東京都港区、代表取締役:高頭 博志)は、Appierのシステムを利用した広告キャンペーンにおいて、Momentumの業種別ブランド保護機能を保有するアドベリフィケーションエンジン「BlackSwan」を採用する選択肢を提供すべく提携をしました。
昨今、日本の消費者はこれまで以上にデジタルデバイスを活用するようになりました。ユーザー同士でつながったり、情報を検索したり、あるいは商品・サービスを購入したりということをスマートフォン、タブレット、そしてPCと複数のデバイスで行います。この潮流はデジタルデバイスがますます普及することによって、さらに加速するでしょう。しかしながら、アジア地域でも数十億のデジタルデバイスが存在する現在において、広告主は究極の課題に直面します。すなわち、数多あるデバイスの中で、どの2つが、あるいは3つが、4つが、特定のユーザーの保有するものであると特定するのか、さらには異なる国や地域にまたがるユーザーをどのように特定するのか、といった課題です。
Appierの人工知能を活用したクロスデバイスマーケティングソリューションは、この課題に対する解決法を提供します。Appierでは人工知能を用いて、デジタルデバイスのオーナー固有の行動パターンを、国や地域にまたがって特定します。これにより、広告主やマーケッターはユーザーの個人的趣味・嗜好、利便性などを匿名情報として把握できるようになり、複数のデバイスに亘って、ターゲットに向けた最適な情報を届けることができます。
他方で、日々進化するインターネットとメディアは、広告主やマーケッターにとってやっかいな問題を突きつけます。これまでであれば、広告主やマーケッターは、手動で広告配信する媒体を選んでいました。しかしながら運用型広告が登場したことにより、広告主は自らの広告がブランド上好ましくないサイトや記事に掲載されてしまうリスクにさらされます。たとえばアダルトサイトや、航空会社のキャンペーンを知らせる広告が航空機事故の報じる記事の横に掲載されてしまうといった危険性です。
Momentumのアドベリフィケーションエンジン「BlackSwan」は、このリスクを低減します。機械学習を用いたアルゴリズムにより、ウェブサイトやブログ記事の内容をリアルタイムで解析し、広告主にとってネガティブなコンテンツを特定します。この解析は絶えず行われ、広告主のブランドを保護するためのスクリーニングが強化されます。
AppierとMomentumによる新たな提携により、日本の広告主はAppierを用いた国内キャンペーンにおいてアドベリフィケーションエンジン「BlackSwan」を導入することが可能となります。
Momentum 株式会社について
Momentumは広告配信におけるアドベリフィケーション(ブランド保護)、アドフラウド(不正広告)対策を実現する第三者配信ツール『BlackSwan』を提供しています。ブランドを大切にされている多くの企業にご利用頂いております。また、独自のオーディエンス情報及び媒体情報を基にした不正広告解析技術を軸に国内初の不正広告対策を実現した、広告配信ネットワーク接続用プラグイン『BlackHeron』を提供しております。
URL:http://www.m0mentum.co.jp/
所在地:東京都港区東麻布1-10-12 カメダビル7階 代表者名:代表取締役 高頭 博志 資本金:7,300万円(2015年5月時点、資本準備金含む) 事業内容:アドテクノロジーによるオンライン広告の最適化
Appier について
2012年設立のAppierは、AI(人工知能)を活用し、マルチデバイス時代における企業の成長と成功を支援するテクノロジー企業です。Appierの研究開発チームは、AI、データ分析、分散処理システム、マーケティングの経験を有するコンピューター科学者とエンジニアの熱意あふれるメンバーによって構成されています。社員は、グーグル、楽天、ヤフー、インテルのほか、ハーバード大学やスタンフォード大学の有名なAI研究グループの出身です。Appierは台北に本社を置き、東京、シンガポール、シドニー、ホーチミン、マニラ、香港、ムンバイ、デリー、ジャカルタ、ソウル、クアラルンプールのアジア全域に計12の拠点を構え、500を超える世界中のブランドと代理店にサービスを提供しています。