自動化された単一のプラットフォームで、市場細分化のコミュニケーションに対する有効性が高まり、多様なクリエイティブ素材を組み合わせることで、革新的なマーケティング活動を実現
グローバルに展開するファーストフードチェーンのバーガーキング (台湾)(以下「バーガーキング」)は、Appier の高精度なパーソナライズと双方向型コミュニケーションを使ったマーケティングソリューションにより、効果的なキャンペーンを実現しました。バーガーキングは、飲食業界のニューノーマルに適応し、現在の市場環境と顧客ニーズに対応するため、テイクアウトとデリバリーでも市場機会を得るために常に事業戦略を刷新しています。
Research and Markets社(英語)の調査レポートによると、世界のファーストフード・クイックサービスレストラン市場は、2022年の2732億米ドルから2023年には2927億8000万米ドルに成長し、年平均成長率は7.2%になると予測されています。また、2027年には年平均成長率は6.1%となり、3,714億7,000万ドルに達することが見込まれています。ファーストフードおよびクイックサービス・レストラン市場では、技術的進歩に関わることがトレンドになっており、企業は市場での地位や収益性を高め、さらにより良い顧客体験を提供するための革新的なソリューションの開発に注力しています。
バーガーキングは、Appier のAIパーソナライゼーションクラウドを導入することで、多様なクリエイティブの組み合わせを活用し、魅力的かつ注目を集めるマーケティングキャンペーンをスムーズに展開することができました。また、顧客にユニークかつパーソナライズされた顧客体験を提供することも可能となりました。
インフォシス(英語)が実施した調査では、パーソナライズは消費者購買習慣の59%に対し大きな影響力を持ち、パーソナライズされたマーケティングを実施した場合、レストランの再来店での売上が8%から20%に増加したと報告されています。バーガーキングはパーソナライズされた顧客体験を提供することによって、自社Webサイト内でのクリック数とコンバージョン率でも著しい飛躍を遂げ、同時に、カスタマージャーニー、祝日や祭日期間、新店舗の立ち上げ、季節ごとの商品プロモーション時など、さまざまなキャンペーンで目標を達成することができました。
パーソナライズされた双方向型マーケティングによって、高いコンバージョン率を実現
競争の激しいファーストフード市場において、バーガーキングはより的確で魅力的なパーソナライズマーケティング施策を通じて、Webサイトでのコンバージョン率を高め、平均注文金額を増やしたいと考えていました。AppierのAIパーソナライズ・マーケティング・プラットフォームにより、同社は、ユーザーが閲覧した商品ページや買物カゴの中身など、ユーザーのオンライン行動に関するデータを収集・分析できるようになりました。これにより、顧客の行動や好みなど詳細な情報に基づき、ターゲットを絞った顧客区分ごとのマーケティングキャンペーンを実施でき、顧客との重要なやり取りを確実に捉えることが可能になりました。
AppierのAIパーソナライゼーションクラウドは、Webサイト上でのユーザー行動を分析し、ユーザーの離脱意図を検知すると、自動的に割引のオファーに関するポップアップなどを表示させることができます。このアプローチにより同社はユーザーを顧客に変え、またその顧客を効果的に維持することができ、31%という驚異的なコンバージョン率を達成しました。さらにAppierのソリューションは、その時々のカート内金額に基づいた基準値を設置してさまざまな特典を提供することができるため、顧客の購買意欲を高めることに繋がりました。これらの施策により、平均的なクリック率は27%に達し、全体的な注文金額が増加しました。
図1:バーガーキングは、AppierのAI搭載パーソナライズ・マーケティング・プラットフォームを通じて、Webサイトのコンバージョン率を向上し、高度な双方向型のパーソナライズ・マーケティング・キャンペーンを展開
目を引くマーケティングキャンペーンで顧客のロイヤルティを強化
バーガーキングは、実店舗での成功に基づき、オンライン販売の拡大と顧客ロイヤルティの強化に尽力しています。マーケティング担当者は、AppierのAI搭載パーソナライゼーションクラウドを利用することで、豊富なクリエイティブの組み合わせを活用することができ、プログラミングの専門知識がなくても、さまざまなプロモーション用のキャンペーン広告をシームレスに作成することが可能になります。
例えば、12月12日限定のキャンペーンでは、Webページのカウントダウン機能を活用して緊迫感を演出し、コンバージョン率を6%向上させました。さらに、新店舗のグランドオープンでは、すでに組み込まれているクリエイティブデザインを利用して、くじ引きゲームを作成し双方向型コミュニケーションが取れる遊び感覚のあるクーポンを配信し、割引コードの利用率は50%に達しました。
双方向型マーケティングに加え、顧客のニーズに合わせたターゲット・マーケティングによりメッセージを配信することは、消費者を惹きつけるために有効な戦略であることが明らかになっています。Appier のAIパーソナライゼーションクラウドとOpenWeather を API連携させることで、バーガーキングは、ユーザーの位置情報に基づき、その地域の天候に合わせた商品のお勧めやプロモーション活動を行うことが可能になりました。例えば、気温が高い日には、自動的に爽やかな冷たい飲料をお勧めし、雨が降りそうな日には、デリバリー用の特典クーポンを配信します。ユーザーの現状に応じて最適な商品などを提供することで、同社は顧客ロイヤルティの強化に成功しています。
図2:ユーザーの位置情報に基づいて、天候に適した商品を自動的に提案する
単一プラットフォームでの自動化コミュニケーションを利用し、マルチチャネルでホリデーシーズンのマーケティングを実施
ホリデーシーズンに複数のマーケティングキャンペーンを管理することは、マーケティング担当者にとって時間と労力を要します。しかし、同社はワンストップのAIパーソナライゼーションクラウドを活用し自動的にコミュニケーションを取ることで、複数のマーケティングキャンペーンを円滑に実施することが可能になりました。11月11日限定のキャンペーンでは、イベントの前夜祭や抽選会、ポイント2倍デー、期間限定オファーなど様々なキャンペーンの各段階に応じて、ブロードキャスト・メッセージとユーザーを誘導するためのコンテンツを戦略的に展開しました。
図3:11月11日(ダブルイレブン)の特別期間にあわせて、マルチチャンネルで自動プッシュ通知を展開し、Webサイトでのインタラクションとコンバージョンを促進
バーガーキングのマーケティング・ディレクターであるKarin Jiang氏は次のように述べています。「当社は、新しいテクノロジーを取り入れ、創造性を働かせて売上を伸ばすことに尽力しています。AIによるデータ分析とセグメンテーション機能を活用することにより、顧客インサイトに基づきパーソナライズされたマーケティング戦略を策定できます。また、個々の顧客にあわせた魅力的で的確なメッセージとオファーを提供することで、あらゆるコミュニケーションでのタッチポイントを確実に捉えることが可能になりました。Appierのユーザーフレンドリーでありながら、先を見越した実践的なマーケティング戦略が展開できるソリューションによって、当社のマーケティング活動は大幅に強化されました。バーガーキング(台湾) は、今後も Appierとの連携を継続し、顧客中心のマーケティングキャンペーンの企画やWebサイトでのインタラクションおよびコンバージョンの促進を通して、顧客ロイヤルティを強化していきたいと考えています。」
バーガーキングについて
世界中に17,000以上の店舗を展開している世界第2位のファーストフードチェーン。業界のトップブランドとして、バーガーキングは常に優れた顧客体験を提供することで競争力を維持。同ブランドは、リーズナブルな価格、高品質の商品、迅速なサービス、清潔なレストラン環境の提供を通じて、顧客満足を保証している。会社ホームページ:http://www.burgerking.com.tw/
Appier(エイピア)について
2012年創業のAIネイティブ企業。 創業時より「誰もが簡単に使えるAIの普及と実用化」を推進して、AI顧客分析等で企業のセールス・マーケティング活動をトータルで支援する。現在、アジア太平洋地域、欧州、米国に17の拠点を置き、AIでデータの価値を最大化することで、企業が正確かつ迅速に先見的な意思決定をする未来の創造に取り組む。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:4180)
ホームページ:https://www.appier.com/ja-jp/
IR情報:https://www.appier.com/ja-jp/investor-relations-home