前年同期比4.4倍増の営業利益、主要地域で収益拡大が継続中
Appier Group 株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役CEO: チハン・ユー、証券コード: 4180、以下 Appier) は、本日、2024年度第2四半期決算を発表致しました。当社の主要地域である、北東アジアや米国及びEMEAでの好業績により、売上収益は前年同期比32%増の82億円で、売上総利益は42億円と、共に過去最高益となりました。下半期に向けても、主要地域や業種におけるビジネスの勢いは続く見込みです。営業利益は計画を上回り、前年同期比4倍の351百万円、営業利益率は4.3%に達し、当社の強力な営業レバレッジ、生産性改善、規律あるコスト管理の継続的な実践が、数値に反映された結果となりました。
2024年度第2四半期:主な業績ハイライト
- 売上収益82億円 (前年同期比32%増) は、主要地域の北東アジア (前年同期比35%増) 、米国及びEMEA (前年同期比65%増) の収益拡大により、業績予想を上回る進捗。
- 収益性は会社計画を上回り、営業利益は前年同期比4.4倍 (為替ニュートラル6.4倍)、営業利益率は4.3% (為替ニュートラル6.7%) まで伸長。
- 下半期への利益率改善を伴う明るい見通しにより、自社株買いによる初めての株主還元を実施。
予想以上の利益率アップにより、初の株主還元を実施
過去最高の四半期収益を実現し、2024年度下半期も、主要地域や業種でビジネスが堅調に推移する見込みです。この明るい見通しにより、将来の成長のための強固な基盤を維持しつつ、自社株買いによる初めての株主還元を実施しました。さらに、新型生成AIモジュール開発など、当社はリターンを重視した研究開発への戦略的投資により、AI技術革新を進めており、顧客企業のROIを改善して、持続可能な事業拡大を促進しています。その結果、S&M (販売及びマーケティング費用) とG&A (一般管理費) の営業レバレッジは改善され、収益性が向上しています。
主要地域の北東アジアと米国及びEMEAで力強い成長
北東アジアは、重点的なアップセル戦略で、Eコマースの主要既存顧客からの売上が伸び、前年同期比35%増となりました。また様々な業種から新規顧客の獲得も進んでいます。米国及びEMEAは、デジタルコンテンツと、その他インターネットサービスの大手顧客からの売上が堅調に伸び、昨年の高成長を上回る、前年同期比65%増となりました。Eコマース及びデジタルコンテンツのセクターは引き続きビジネスが好調なため、事業の季節性(※1)を鑑み、下半期も事業の勢いが続くと予測しています。収益規模の拡大、生産性の向上、期末に向けた継続的かつ規律あるコスト管理により、さらなる利益を伴う成長に向け進んでまいります。
(※1) 顧客企業のマーケティング活動は例年第1四半期はローシーズン。第2、第3四半期はデジタルコンテンツのハイシーズン。第3、第4四半期はEコマースのハイシーズン。
戦略的な研究開発と生成AIへの投資で、成長と収益を拡大
研究開発への投資は、AI主導である当社のコアバリューを高め、S&M (販売及びマーケティング費用) とG&A (一般管理費) の営業レバレッジを強化し、計画を上回る収益性向上を加速させています。生成AIは、具体的にビジネスに価値をもたらし始めており、初期段階での成功を掴むことで、長期的な事業成長と当社の競争優位性を強固にすると考えています。
また、顧客基盤は継続的に拡大しており、月次解約率は0.574%と創業以来最も低く、当社のソリューションに対する強い引き合いや愛着が育まれ、強固で持続性の高い成長を確実なものにしています。さらに、従業員一人当たりの四半期売上総利益は、過去最高の582万円 (前年同期比23%増)となり、事業の生産性向上がさらに強化されています。
Appier の最高経営責任者(CEO)兼共同創業者のチハン・ユーは、
「Appier は、AIイノベーションの最前線に立つ、テクノロジーにフォーカスした企業であり、絶え間ないAIの進歩により、顧客企業により良いリターンをもたらすことができる、ROI 主導のソリューションを提供しております。その結果、この四半期の業績は予想を超え、効率的な事業規模の拡大により、当社の営業レバレッジの強さをお示しすることができました」と述べています。
真のAI特化型組織としてイノベーションの推進、ROIの最大化で業界をリード
Appierは、AI技術スタックのアプリケーションレイヤーにおいて、強固なデータによる参入障壁、独自のアルゴリズム、深いドメイン知識を主な強みとし、独自のポジションを確立しています。AIをROI 向上のドライバーとして活用したり、新たなUIとして活用することで、インタラクションを促進し、ノーコードのAI対応ソフトウェアによって、ビジネスの生産性を高めています。社内では、真のAI特化型組織になるために、AIを製品開発の鍵として活用し、顧客管理の改善や、ワークフローの標準化などに努めています。
また、生成AIへの投資は、複数の大規模言語モデル (LLM) をコラボレーションするためのフレームワークの考案や、処理能力を効率化し、学習サイクルを短縮するリアルタイム・フィードバック・データ・トレーニングの組込み、また、AIがより正確な回答を出すために人間に追加質問をして、新たに得た知識で回答の精度を高める、自己反省機能などに対するものです。
Appierはこのような先駆的な取組みで、技術的なブレークスルーを実現しています。戦略的イノベーションの推進は、当社のAI分野におけるリーダーシップを強化するだけでなく、AI業界のフロントランナーとしての地位を確固たるものにしていきます。
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Appier (エイピア) について
2012年創業。「誰もが簡単に使えるAIの普及と実用化」を推進し、AI顧客分析等で企業のセールス・マーケティングをトータルで支援。現在、アジア太平洋地域、欧州、米国に17拠点を置き、AIでデータの価値を最大化して、あらゆる分野の企業が、正確かつ迅速に先見的な意思決定をする未来の創造に取り組む。東京証券取引プライム市場(証券コード:4180)IR情報 https://www.appier.com/ja-jp/investor-relations-hom