AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、以下Appier、本社:台湾、共同創業者/CEO:チハン・ユー)は本日、「2017年 日本版 インターネット消費者動向調査」を発表しました。このレポートは、複数のデバイスを所有する日本の消費者の消費行動に関して、マーケターに理解を促す指針を提供するものです。このレポートは、Appierがアジア市場を対象に2017年に実施したマーケティングキャンペーンから入手した5兆以上のデータポイント(うち、日本の消費者を対象としたものは9,500億以上)の分析に基づいて作成され、日本市場における消費者の行動データを抽出してまとめたものです。日本以外のアジア太平洋地域の消費者と日本との比較が可能です。
このレポートは、AIを活用し、デバイスを通じたオンラインの利用を時間ごと、日ごと、週ごとで分析するとともに国別、性別、年齢別、産業別といった変数を入れて分析・検証したものです。AI分析から導き出されたインサイトは、アジア市場のマーケターに対し、顧客の多様な購買行動の理解を促すものとなっています。
■日本人のデバイス所有台数の半数以上が3台以上のデバイスを所有
複数デバイスを使用する日本の消費者のうち、58%が3台以上のデバイスを保有しています。アジア市場でも日本でも4台以上保有する消費者が40%に達していることから、日常の生活にデバイス利用が深く関わっていることがわかります。そのため、マーケターが、消費者の購買意思決定に影響を与えるポイントで消費者にリーチしたいならデバイスを横断したキャンペーンを最適化することが有効です。
■日本で実施されている、AIを活用し、デバイスを横断して行うキャンペーンでは、シングルデバイスと比較してコンバージョンが平均315%増加
AIを活用した広告キャンペーンにおいて、シングルデバイスとクロスデバイスによるコンバージョンをアジアと日本で比較すると、どちらもクロスデバイスでのキャンペーンが良い結果となりました。特に日本ではシングルデバイスに対し、クロスデバイスは平均315%増のコンバージョンが認められました。オンラインの消費者行動は、モバイルデバイス利用の急速な普及とさまざまなデバイスにわたる利用の多様化によって、かつてないほどに複雑なものとなっています。クロスデバイスジャーニーにおいてターゲットのオーディエンスにリーチするのを支援することこそ、AIが得意とするところです。
■ 日本の消費者は広告に反応するまでの時間は短いが、コンバージョンを行うまでに時間がかかる
日本の消費者はアジアの平均的なユーザーより広告への反応性が高く、226%少ないインプレッションでクリックします。その一方で、日本のユーザーはコンバージョンまでの広告クリック数がアジアとくらべ295%多く、決意が固いという日本の消費者の気質が示されています。このことから、日本のマーケターは、クロスデバイスを活用し、ベストな広告タイミングや頻度を工夫することで、コンバージョンを獲得する必要があります。 「2017年 日本版 インターネット消費者動向調査」のフルバージョンは こちらからダウンロードできます。
Appier について
Appier は、AI(人工知能)テクノロジー企業として、企業や組織の事業課題を解決するためのAI プラットフォームを提供しています。